ホーチミン市の邦人 感染30名超え 重症も 医療体制逼迫 在ホーチミン日本国総領事館からのメール【ベトナム】

この記事の著者 在越ライター ヨシヒロミウラ

2021年8月7日午前11時半、在ホーチミン日本総領事館からメールが来ました。

内容はホーチミン市のデルタ株の感染予防の注意喚起と医療の逼迫状況についてでした。

邦人死者が30名を超えている事、そして中には重症化した方もいるという事です。

在ホーチミン日本国総領事館からのメール

ベトナム国内における新型コロナウイルス関連(ホーチミン市における感染拡大の注意喚起)(その4)

●ホーチミン市における感染者数は増加し続け、累計の感染者数は10万人を超えている中で、特に最近においては重症者数、死者数も急激に増加していることに注意が必要です。

●これまで当館が確認した日本人の感染者は30名を超え、中には重症化された方もいます。

●市の記者会見を通じた発言からも当地の医療体制は逼迫した状態が続いており、特に重症患者への処置が迅速かつ適切になされずに患者が死亡する事態となっていることが窺われます。また、今後しばらくは、重症者数及び死亡者数は増え続け、医療体制はさらに逼迫する恐れがあります。

●皆さまには、引き続きご自身やご家族の安全確保に最大限努めていただく必要がある状況が続いております。引き続き、ベトナム政府やお住まいの地域の当局が発表する公式の情報に注意し、5Kを守り感染症対策に努めてください。また、総領事館では、皆さまの状況の把握に努めておりますので、万が一感染された場合には、総領事館までお知らせください。

1 感染状況

(1) ベトナム保健省によりますと、ホーチミン市における4月27日以降の第4波による感染者数の累計は8月5日時点で10万9,160名となっています。

  最近の1日での新規感染者数の推移については、横ばい若しくは前日に比べ減少するといった日も見られますが、一方で、重症者数、死亡者数は急激に増加していることに注意が必要です。

ホーチミン市保健局によると、5日現在、ホーチミン市内で治療中の患者数は33,300人、そのうち人工呼吸器やECMO(体外式模型人工肺)を必要とするなどの重症者数は1,331人となっており、7月20日(過去の同種領事メール発出時点)の492人と比較しても大幅に増えています。また、死者数累計は2,150名となっており、6月30日時点では10名であったことから、ここ1ヶ月弱で2,000人以上が亡くなっていることになります。

(2) 邦人の方も、当館が確認したところでは30名を超える方が感染されており、中には、重症化された方もいます。

2 医療体制

このように感染状況の拡大・悪化を受けて当地の医療体制について、ホーチミン市により随時見直し・変更が行われています。7月16日付の領事メールで当地の医療提供体制についてはお知らせしましたが、その後に更新された情報を含めてご説明します。

(1) ホーチミン市では、8月5日現在、新型コロナウィルスの感染者を症状の程度によって5段階に分けて処置を行っています。

・レベル1:無症状者。各区・県・Thu Duc市における集中隔離施設(小学校など)で隔離、又は条件が整えば自宅隔離。
・レベル2:軽症の者、基礎疾患を有するが状態が安定している者。集合住宅などを利用して作った仮設病院(いわゆる「野戦病院」)(合計16箇所)での隔離・治療。
・レベル3:中程度の症状がある者、基礎疾患のある者のうち治療が必要な者。市内のCOVID-19治療病院として指定された病院(合計20病院)での隔離・治療。
・レベル4:重症の者。市内のCOVID-19治療病院として指定された病院(合計15病院)での隔離・治療。
・レベル5:重症、命の危険のある者。COVID-19集中治療センター(元々は第二癌治療病院)、チョーライ病院、ホーチミン市熱帯病院、175軍医病院の合計4病院での隔離・治療。

(2) 感染された邦人の方々も、症状に応じて、集団隔離施設、野戦病院、治療病院での隔離や治療等の処置が行われています。搬送先の隔離施設や病院などについては、症状などのほか、病床の逼迫状況などの地域の医療提供体制を踏まえた上で、保健当局が決定を行います。そのため、望むような場所で望むような治療を受けることは難しい、また、病院への搬送に時間を要する場合もみられる状態となっています。

3 医療の逼迫状況

報道によれば、8月3日及び5日、ファン・ヴァン・マイ・ホーチミン市党委員会筆頭副書記は記者会見で、当地における医療の逼迫状況に関し、以下の言及をしています。ホーチミン市としても現在の医療状況の逼迫、特に重症患者を対象とした医療体制が非常に厳しい状況にあることを認識していることが窺われます。

○市は医療人材及び設備の強化を行なっているものの、コロナ感染者の治療及び受診状況は、引き続き受け入れ過多の状態となっている。

○市は引き続き、毎日治療にくる人々の受け入れ能力の強化を図っており、治療を希望する病人に対する制限や不合理を調整しているが、未だ受け付けれられない、受け入れが遅れることがあり、これが病状の悪化や死亡に繋がっている。これまでに、一定の時間帯に、適切に対応できていなかった状況が残っている。
○5段階の治療処置のうち、レベル3からレベル5が極めて大きな圧力を受けており、これらに位置する病院の稼働率は最大限になっている。

以上のように、当地の医療体制は逼迫した状態が続いており、特に重症患者への処置が迅速かつ適切になされずに患者が死亡する事態となっていることが窺われます。当地の医師の見解でも、今後しばらくは、重症者数及び死亡者数は増えていき、医療体制はさらに逼迫する恐れがあるとのことです。

このように依然事態は楽観できる状況になく、皆さまには、まずご自身やご家族が感染しないことを最優先に安全確保に最大限努めていただく必要がある状況が続いております。引き続き、ベトナム政府やお住まいの地域の当局が発表する公式の情報に注意し、5Kを守り感染症対策に努めてください。また、これまでお知らせして来たとおり、総領事館として、邦人の皆さまの状況の把握に努めておりますので、万が一感染されたといった場合には、総領事館までお知らせください。

(連絡先)
在ホーチミン日本国総領事館 電話番号:+84-28-3933-3510

感染者推移は横ばい。しかし重傷者・死亡者が急激に増加中

最近の1日での新規感染者数の推移については、横ばい若しくは前日に比べ減少するといった日も見られますが、

一方で重症者数、死亡者数は急激に増加しているのです。

感染者は症状の程度で5段階に分けて処置

感染者は症状ごとに5段階に分けて処置しているとの事。

・レベル1:無症状者。各区・県・Thu Duc市における集中隔離施設(小学校など)で隔離、又は条件が整えば自宅隔離。
・レベル2:軽症の者、基礎疾患を有するが状態が安定している者。集合住宅などを利用して作った仮設病院(いわゆる「野戦病院」)(合計16箇所)での隔離・治療。
・レベル3:中程度の症状がある者、基礎疾患のある者のうち治療が必要な者。市内のCOVID-19治療病院として指定された病院(合計20病院)での隔離・治療。
・レベル4:重症の者。市内のCOVID-19治療病院として指定された病院(合計15病院)での隔離・治療。
・レベル5:重症、命の危険のある者。COVID-19集中治療センター(元々は第二癌治療病院)、チョーライ病院、ホーチミン市熱帯病院、175軍医病院の合計4病院での隔離・治療。

医療逼迫でレベル3~5の患者が適切に処置されず死亡するケースが増加

基本は感染症状の5レベルごとに合わせて処置されるのだが、

現状では医療状況の逼迫により、重症患者が迅速・適切に処置出来ないため、死亡数が増えているのだという。

当地の医師の見解でも、今後しばらくは重症者数及び死亡者数は増え、

医療体制はさらに逼迫する恐れがあるとの事です。

事態は楽観できる状況になく自身と家族が感染しないことを最優先に、

安全確保に最大限努める必要がある状況が続いているとの事です。

総領事館の言う通りに感染予防対策に努め、

万が一感染した場合はすぐに連絡しましょう。

在ホーチミン日本国総領事館 電話番号:+84-28-3933-3510