ベトナム各地にあるコンビニエンスストア、「ビンマート プラス(3000店舗)」とスーパーマーケット「ビンマート(123店舗)」を展開しているマサングループが、ブランド名「ビンマート」を「ウィンマート」に変更すると2021年4月1日に発表しました。

もくじ

ビンマートがウィンマートに変わる!マサンGがリブランド【ベトナム】


ビンマートは、ベトナムのコングロマリット企業であるビングループによって2014年に開業されましたが、2019年にマサングループと設立した新会社の傘下に収まる形となり、マサングループに支配権が移動しています。

マサングループに支配権が移った時点で、ブランド名をすぐ変更するのかと思ったんですが、変化が早いベトナムでもやはり難しかったんですね。

ビンマートのオリジナル野菜ブランド「Vin Eco」を「Win Eco」に名前変更しパッケージも変えるなど、リテールブランド名などの変更を終えた後に店舗看板を変えるそうです。

ブランドカラーの変更はしないとの事。

また、2021年内にすべてのブランド名変更を完了する予定だそうです。

さらに、マサングループは銀行業にも進出し、ウィンマートと連携させると発表しています。

Win Ecoパッケージを発見

(筆者撮影)

なるほど、確かにWinEcoパッケージの野菜がビンマートで販売していました。

(筆者撮影)

しかし、まだVinEcoパッケージの野菜も結構多かったです。

VをWに変えるだけ!?

このVがWになる!(筆者撮影)

VinmartとWinmart。VとWは、見た目が似ているし、Victry(勝利)やWin(勝つ)など、英語における意味もほぼ同じで、一文字だけの変更で済むのは、ブランド名変更作業を相当軽減しているだろうなぁ。

私は北海道出身なんですが、札幌市内にあるスーパー「東光ストア」というスーパーがあって、

これは以前「東急ストア」だったものを、2009年にアークスグループが買収し名前変更したスーパーです。

「急」から「光」に変えるだけで、それ以外は同じで、看板も、文字も「急」から「光」に変えただけでした。

「楽に済ませんるなぁ。これでいいのか。」と感心したことを思い出しました。(ウィンマートと東光ストアでは買収の規模が違いますが。。。)

参考記事 Vietnam Insider cafeViz.vn

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ニューズウィーク日本版のワールドヴォイスに記事「ベトナムを進化させる企業 ビングループとは?」を寄稿しています。こちらも併せて読んで頂きたいです。べトナムを進化させる企業 ビングループとは?

投稿者 ヨシヒロミウラ

在越ライター。 2017年国際交流基金「日本語パートナーズ」としてベトナムの首都ハノイに派遣される。2018年に任期終了後し帰国するが、同年ハノイに戻る。武蔵大学経済学部経営学科卒業