今朝早くにZalo(ベトナムのLINEみたいなアプリ)に、

「今日、うちのアパートの地域のワクチン接種があるから、打ちに行かない?」

と私のアパートの大家さんからメッセージが来ていました。

私のアパートの大家さんは、大学院留学で東京に住んでいたことがあり、

けっこう日本語が出来るんです。

「あ、じゃ打ちに行きたい」という事で、

午前9時頃に、大家さんに連れて行ってもらい、

1回目のワクチン接種をする事になりました。

今ハノイ市は9月15日までに全市民が、

ワクチン接種を完了させる計画を行っている真っ最中。

急ピッチで接種が進んでいます。

今回私が接種するのもこのハノイ市の接種計画です。

もくじ

今日だけ地域のゲートが開放中!

大家さんのバイクの後ろに乗り、会場へ向かいました。

今日はロックダウンのゲートが解放され、セキュリティー係もいません。

今日はこの地区の接種日だから、今日だけはゲートが通行証関係なく通れるとのこと。

ふと見ると、大量の食料品?卵?を、

納品するためにトラックを乗り入れ台車で運ぶ業者がいました。

画像左側に少し写っているのが、業者のトラック。

普段なら露店や駐車中のバイクが多く、

路地の中までこの大きさのトラックが入ることはまず不可能です。

路地から道路に出ると、相変わらずのロックダウン風景。

店は閉まり人通りは無し。

会場は、アパートから歩いて3分ぐらいで、

今年完成したばかりの、

まだ生徒が通っていない高校の校舎でした。

接種会場は高校の新校舎

この学校は今年完成したばかりのこの学校には、

画像左側にちょっと見える、緑と黄土色の壁の体育館があります。

ベトナムでは、まだ体育館がある学校は少ないベトナムですが、

今後は増えていくのかな?

ベトナムの学校にも変化は始まっていて、

校舎のデザインがニュースタイルに変わっています。

校舎や校庭が日本っぽくも見えます。

制服はどうなるのかな? 

制服は一般的なベトナム流の制服なのかな?

どんな制服になるのか、楽しみだ。

接種会場に入る前の待合の様子

などど、接種会場であるこの高校について妄想しながら、

接種申込書に記入後に、

ソーシャルディスタンスを守っているイスに座って待つ。

受付で聞くと、この日接種するワクチンはアストラゼネカとの事。

日本から送られたアストラゼネカかな?

接種を待つベトナム人はみな静かで、

スタッフもてきぱき・丁寧に作業をこなします。

申込から接種会場に入るまで約15分ぐらいでした。

ワクチン接種会場の様子

さて、検温をしてから陽性検査、

そして血圧を測り、接種会場に入ります。

接種会場のスタッフはテキパキと動き、まるで日本人のようです。

さて、私の接種の番が来ました。

左腕の袖をまくると、

女性看護師が長めの注射針を腕に刺します。

痛いかと思いきや、全く痛くない!

針が細いからでしょうか?

刺さってる事を全く感じませんでした。

さぁ、とにかく無事に接種は終了。

次にワクチン接種証明書をもらいます。

接種会場に入ってからワクチン接種まで約10分ぐらいでした。

ワクチン接種証明書の受渡し会場の様子

ワクチン接種証明書が出来た人は名前を呼ばれます。

呼ばれると前へ行き、接種証明書をもらい、

それでワクチン接種は全て完了です。

ワクチン接種証明書をもらうまでの時間は約10分。

受付から接種証明書をもらうまで、約35分でした。

待合のイスにはしっかりとソーシャルディスタンスがあり、

人々はそれを守り、ストレスが無く接種を終了出来ました。

受付から接種までの配置は一筆書きのようになっていて、

外国人の私でも接種の流れがわかりやすく、

スムーズに接種を終了する事が出来ました。

8月初旬頃はベトナムのニュースメディアやSNSは、

ワクチン接種の混雑やトラブルをよく伝えていました。

あれは視聴率やいいねが欲しくて、珍しい過激な画像や映像を流していたのか、

それとも最初は低かった安全レベルを改善して、今日までの高レベルに到達したのか。

いずれにしても接種終了までの流れの良さに満足しました。

ベトナムのワクチン接種証明書

これがベトナムのワクチン接種証明書です。

アストラゼネカの2回目の接種は8~12週間後。

次回の接種も楽しみです。

ワクチン全員接種でデルタ株と戦うベトナム

ベトナムの新型コロナの第1波~第3波までロックダウンと隔離作戦でコロナに圧勝したけど、

第4波ではデルタ株の感染力の強さに圧倒され、

死者数が日本に近くなってしまった(2021年9月13日時点)が、

しかし、ワクチン全員接種戦略でデルタ株としっかり戦っているベトナム。

ロックダウンをしながら、ワクチン接種をハイスピードで進めていくのだろう。

ベトナムは粘り強い。

ワクチン接種率が上がり、ロックダウンが解除される日が待たれます。

ベトナム デルタ株 ロックダウン関連記事

ベトナムのデルタ株・新型コロナウイルス・ロックダウン関連記事です。併せてお読みください。

投稿者 ヨシヒロミウラ

在越ライター。 2017年国際交流基金「日本語パートナーズ」としてベトナムの首都ハノイに派遣される。2018年に任期終了後し帰国するが、同年ハノイに戻る。武蔵大学経済学部経営学科卒業