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【毎日更新】ベトナム 新型コロナ 第2波の動向

ベトナム
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2020年7月25日にベトナム中部の都市ダナンから起こったベトナムの新型コロナウイルス第2波の動向を時系列にまとめています。

●8月20日ハノイの病院に入院していた87才男性の感染が確認されました。男性は8月11日に発熱と腹痛で病院に行き、ハノイの親戚の家に帰りました。それから8月13日に入院し検査。肺炎が確認され8月18日に検査し8月19日に陽性が核にされたそうです。病院はバクマイ病院施設内の熱帯病病院です。

●8月17日、ハノイ市人民委員会は、ハノイでの不要不急の外出の自粛と自宅での待機を要請、また職場・学校・病院を除く公共の場に30人以上で集まる事を禁止。会話をするときは1m以上の距離を保たなければならないと要請されました。

●8月16日日曜日の午後にダナンで8名の感染者、ハノイで1名の感染者が確認されました。

●また16日はハノイの商工局が市内の主要小売業者に対し、食品などの生活必需品17品目の在庫を通常の3倍に増やすよう指示を出すというニュースもありますから、今後ハノイの感染拡大に注意する必要がありそうです。

主に記事は日本語記事から取り上げてまとめていきますが、ベトナム語の記事も取り上げる事もあります。

更新は随時行っていきます。

ハノイがcovit19患者を追加 Hà Nội thêm một ca nhiễm nCoV

2020年8月20日 VN Expressから引用

ハノイ 不要不急の外出自粛要請

ハノイ市人民委員会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止策の強化に関する文書を発出し、市民に対して不要不急の外出を自粛し、自宅で待機するよう要請した。

緊急性がなく大勢が集まる祭や宗教儀式、スポーツ大会、イベント、会議、パーティーなどを引き続き延期・中止とするほか、カラオケやバー、ディスコなどの不要不急のサービスも休業とする。このほか、手洗い・消毒や外出時のマスク着用などを徹底しなければならない。

また、職場と学校、病院を除く公共の場に30人以上で集まることを禁止し、会話をするときは1m以上の距離を保たなければならない。規定に従い健康申告を行うほか、万が一咳や発熱などの症状が現れた場合は、医療施設を受診し迅速に対応しなければならない。

VietJoVietJo ベトジョー 2020年8月17日の記事から引用

ダナンに8人、ハノイに1人感染確認 8 người Đà Nẵng, một Hà Nội nhiễm nCoV

VN Express 2020年8月16日

ハノイ:イオンなど小売業者に在庫増強を指示 通常の3倍に 

ベトジョーニュース 2020年8月16日

Thêm 7 người Đà Nẵng, 3 Quảng Nam nhiễm nCoV
ダナンで7名・クァンナムで3名の感染者を確認

Thêm 7 người Đà Nẵng, 3 Quảng Nam nhiễm nCoV ダナンで7名クアンナムで3名の感染者が確認
ダナンで7名、クアンナムで3名の感染者が確認されました。

VN Express から抜粋翻訳引用

Thêm 15 người Đà Nẵng, 6 Quảng Nam nhiễm nCoV ダナンで15名・クァンナムで6名の感染者を確認

Thêm 15 người Đà Nẵng, 6 Quảng Nam nhiễm nCoV

VN Express から抜粋翻訳引用

https://vnexpress.net/them-15-nguoi-da-nang-6-quang-nam-nhiem-ncov-4140671.html

【ハノイ市・ハイフォン市の通達】ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表 在べトナム日本国大使館からのメール
2020年7月31日

  • ハノイ市は,COVID-19対策指導委員会通達第1号(7月30日付け)を発出。祭礼のように大勢の人が集まるイベントは一時的に見合わせ,結婚式や葬儀等においては人が密集するのを制限するよう通知
  • ハイフォン市は,通達第4827号(7月31日付け)を発出。感染流行地域から戻ってきた全ての者に対してクイックテストを行うこと,市民は不要な外出を控え,職場,学校,病院以外の公共の場では31人以上の人が集まらないようにすること

ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(ハノイ市及びハイフォン市の通達)

●ハノイ市は,COVID-19対策指導委員会通達第1号(7月30日付け)を発出し,祭礼のように大勢の人が集まるイベントは一時的に見合わせ,結婚式や葬儀等においては人が密集するのを制限するよう通知しています。
●ハイフォン市は,通達第4827号(7月31日付け)を発出して,感染流行地域から戻ってきた全ての者に対してクイックテストを行うこと,市民は不要な外出を控え,職場,学校,病院以外の公共の場では31人以上の人が集まらないようにすることなど,新たな感染防止対策措置を発表しています(詳細は以下参照)。
●邦人の皆様におかれましては,引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

7月31日,ハイフォン市は,通達第4827号(7月31日付け)を発出し,新たな感染防止措置をとることを発表しました。このうち,邦人の皆様に関わる主な事項は以下のとおりです。
・感染流行地域から戻ってきた全ての者に対してクイックテストを行う。
(注:ハイフォン市保健局によれば,「感染流行地域」とは,保健省の「緊急通達」(以下【参考】参照。)で示されている場所です。)
・企業等は,人が多く集まる不要な見学・観光・会議を一時的に中止する。
・8月1日から新たな通知が出るまでの間,市民は,不要な外出を控え,外出時にはマスクを着用し,人との間隔を最短1メートル確保する。また,職場,学校,病院以外の公共の場では31人以上の集会は行わない。
・市民は,感染リスクの高いディスコ,バー,カラオケ,ジムへ行かないことが推奨される。
【参考】保健省の「緊急通達」
以下の領事メールを参照下さい。
7月30日 https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/betonamuniokerushingatacoronakanrenhappyo18go.html
7月29日 https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/betonamuniokuerushingatakoronakanrenhappyo.html
7月27日 https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/200727zokuhou.html

2020年7月31日 在べトナム日本国大使館からのメールより引用

【ダナン市・その周辺省の規制状況】ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表 在ベトナム日本国大使館からのメール 2020年7月31日

  • ダナン市は、各種通達を発出。7月30日13時から次の通知があるまでの間、行政機関窓口を停止する。その間オンライン公共サービスを活用すること。また在宅勤務を強化するよう求めることを通知
  • ダナン市と各省の境では検問所が設けられ、通行が厳しく制限されて基本的に公務や緊急事態等を除いて通行ができない状態
  • クアンナム省人民委員会は通達を発出。8月1日から、ホイアンに加え5つの地域(ディエンバン、ダイロック、ズイスエン、クエソン、タンビン)で首相指示第16号による社会隔離を実施するとの措置を発表

●ダナン市は、各種通達を発出し、7月30日13時から次の通知があるまでの間、行政機関窓口を停止すること、その間はオンライン公共サービスを活用すること、また、在宅勤務を強化するよう求めることを通知しています。
●また、ダナン市と各省の境では検問所が設けられ、通行が厳しく制限されており、基本的に公務や緊急事態等を除いて通行ができない状態となっています。
●クアンナム省人民委員会は通達を発出し、8月1日から、ホイアンに加え、5つの地域(ディエンバン、ダイロック、ズイスエン、クエソン、タンビン)で首相指示第16号による社会隔離を実施するとの措置を発表しました。
●ダナン市周辺の各省(トゥアティエン=フエ省、クアンガイ省等)においても、首相指示第19号による各種規制が実施されています。
●邦人の皆様におかれましては、引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

2020年7月31日 在べトナム日本国大使館からのメールより引用

ベトナム、3カ月ぶり市中感染 対中国境の管理強化

ベトナムが中国などとの国境管理を強化する。25日に中部の観光都市ダナンで約3カ月ぶりとなる国内での新型コロナウイルスの市中感染が確認されたため。感染経路は不明だが、不法に入国した中国人が見つかっており、政府は危機感を強めている。

「国境の管理を厳格化する必要がある」。フック首相は25日の政府会合で危機感をあらわにした。国防省に対して公安省などと連携しこれまで以上に厳しく、国境を警備するよう指示。不法入国者を発見した場合はコロナの感染者とみなして厳格に隔離することも求めた。

7月に入ってから、数十人の中国人の不法入国者がダナン周辺で摘発されている。隔離措置の回避を狙ったとみられている。陸上の対中国境を不法に越えたもようだが、一部は海上ルートやカンボジアやラオスを経由した可能性もある。

ベトナムは南シナ海の領有権問題などで中国の強硬姿勢に懸念を強めている。国境管理の強化は、不法入国者の存在をあぶり出し中国をけん制する狙いもありそうだ。

ベトナム、3カ月ぶり市中感染 対中国境の管理強化 2020年 日本経済新聞から抜粋引用

投稿者 ヨシヒロミウラ

在越ライター。 2017年国際交流基金「日本語パートナーズ」としてベトナムの首都ハノイに派遣される。2018年に任期終了後し帰国するが、同年ハノイに戻る。武蔵大学経済学部経営学科卒業