ダナンダナン

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ダナンで4名+11名の新型コロナ感染者が確認される。いずれも市内感染

2020年7月25日、ダナンで新型コロナの感染者が2名公式に発表されました。市内感染100日達成目前に感染者がいることがわかり、ベトナム国内がまた新型コロナでざわめいています。

筆者は25日土曜日にハノイ市内のロッテデパートやダオタン周辺に行きましたが、今回の新型コロナ感染者の発見をうけてマスクを着けている人は見かけられませんでした。

しかし、26日にはダナンでさらに2人の感染者が確認され、2020年7月27日の時点でダナンに計4名の感染者がいることになります。

そして27日にはさらに11名の感染者が確認されました。

ベトナム中部の都市ダナンと北部の都市ハノイの距離はおよそ800kmと離れていますが、ダナンは観光地ですからダナン旅行からハノイに戻った人も多いでしょう。今後はハノイでもマスク着用が必須です。

27日現在の夕方にハノイのダオタン周辺やロッテセンターやビンホームメトロポリスにいる人々の様子をチェックするために出かけてみたところ、マスクをしている人をほとんど見かけませんでした。

ただロッテセンターやビンホーム内では30%くらいはマスクをしていたように見えました。

以下は27日に確認された11名の感染者についての日本語記事です。

新型コロナ、ダナンで11人新規感染 計431人に

保健省の27日夜の発表によると、同日にベトナムで11人が新たに新型コロナウイルスに感染していることがわかった。11人はいずれも市中感染が発生している南中部沿岸地方ダナン市在住で、うち4人はダナン病院の医療関係者だという。

これにより、27日18時の時点でベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は431人に増えた。これまでに新型コロナウイルスによる死者は出ていない。

25日から3日間で15人の市中感染が確認されている。15人のうち14人がダナン市在住。残る1人は南中部沿岸地方クアンガイ省在住だが、数日前にダナン市の病院を訪れていた。416人目と418人目は重症で、持病があり体外式膜型人工肺(ECMO)と人工呼吸器を使用している。

新たに感染が確認された421~431人目の患者は24~70歳で、現在はダナン病院で隔離されている。ダナン病院は、25日に市中感染が確認された同市リエンチウ区在住の男性(57歳)が陽性と判明する前に訪れていた場所で、26日より封鎖されている。

新型コロナ、ダナンで11人新規感染 計431人に 2020年7月27日 ベトジョー から引用

ハノイとハイフォンの感染防止措置について、在ベトナム日本国大使館からメールが届く

7月27日には今回の新型コロナ感染者の確認の発表後のベトナム政府の対応を説明した注意喚起のメールが届きました。外務省の「たびレジ」に登録していると、在ベトナム日本国大使館から緊急時にメールが届くんです。内容によるとハノイおよびハイフォンでは公共の場と人が集まる場でやはりマスクの着用が再び義務付けられたとのこと。残念だがマスク着用は徹底するしかない。。。

ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表(続報)

●ダナン市で新型コロナウイルス陽性患者が発生したことを受けて,7月25日,フック首相は各省市に対して,新たな状況における新型コロナ感染予防対策措置を厳格に実施するよう求めました。これを受けて,ハノイ市及びハイフォン市は,新たな感染防止措置を発表しています(詳細は,以下1及び2参照)。

●邦人の皆様におかれましては,引き続きベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。

1 ハノイ市

7月26日,ハノイ市は,新たな感染防止措置を取ることを決定しました。このうち,邦人の皆様に関わる主な事項は以下のとおりです。

・手洗いを励行し,公共の場及び人が多く集まる場所ではマスクを着用する。

・ハノイ市内に所在する機関や企業は,手指殺菌のための消毒液を備え,体温測定を実施し,従業員等に対し公共の場でマスクを着用させる。

・各行政地区のハノイ市公安直属機関は,各行政地区の人民委員会と協力し,外国から入国して業務・居住している全てのケースを把握・管理し,監視する。また,感染予防対策規定に従って検査や隔離を行うため,違法入国者を発見した場合には地方政府に報告するよう,市内コミュニティに対して指導を行う。

・外国からハノイ市に入国した人に対し,少なくとも2度のCOVID-19検査を行い,最低14日間の義務的隔離を行う。その後,引き続き経過観察を行い,同観察期間が終了する前にもう一度COVID-19検査を行う。必要な場合には,観察期間終了から1ヶ月後に,再度COVID-19検査を行う。

2 ハイフォン市

7月25日,ハイフォン市は,新たな感染防止措置をとることを決定しました。このうち,邦人の皆様に関わる主な事項は以下のとおりです。

・市民に対し,感染地へ移動しないことを勧告する。感染地から戻った後,異常な症状(咳、熱、呼吸困難、胸痛等)がある場合には,最寄りの保健所へ直ちに通報する。

・企業・機関の長は、従業員等による感染地への不急な出張・研修・見学・旅行を一時的に中止する。また,人の多く集まる場所ではマスクを着用させる。

・関係当局・企業・機関・団体等は,7月18日以降にダナン市からハイフォン市に戻った市民や居住者等を早急に把握してリスト化し,当該者に対して,医療申告及び自宅待機を行うよう案内する。

・公安局は,外務局及び観光局等と協力して,不法に居住している外国人に対して,COVID-19検査を実施し,取り締まりを行う。就労・居住を許可されている外国人,特に生産・経営施設,学校及びホテルにいる外国人を,厳格に管理する。

・公共施設,学校,企業は,体温測定を実施し,消毒剤を用意して入場・出場者に対して消毒及びマスク着用を求める。

2020年7月27日 在ベトナム日本国大使館からのメールを引用 

ベトナムはふたたび新型コロナ感染で社会隔離か!?

2020年4月22日以降は社会隔離が緩和され、今だ経済面では苦しい業界も多いですが、新型コロナの恐怖が無い、安全な毎日が訪れたベトナムでした。今回の新型コロナの市内感染者の確認から新型コロナでざわめきだしたベトナム、今まで通りの早期対策で新型コロナの感染拡大を最小限に留めて欲しい。ベトナムはいまだに新型コロナ感染者の死者は0名です。

投稿者 ヨシヒロミウラ

在越ライター。 2017年国際交流基金「日本語パートナーズ」としてベトナムの首都ハノイに派遣される。2018年に任期終了後し帰国するが、同年ハノイに戻る。武蔵大学経済学部経営学科卒業