閑散としたテット中のハノイ
普段は店がオープンし、路上飲食店もある道路だか、テト中は犬が歩いているだけ。 (筆者撮影)

ベトナムは旧正月を新年として祝います。

今年の旧正月は2月12日が元旦でした。

しかし例年と違い今年の正月は1月28日にベトナム北部で新型コロナの感染拡大が発生したため、多くの人々が早めに帰省したようです。

地元の街やハノイでロックダウンがあれば、家に帰れないからです。。。。

なので、例年よりハノイの旧正月前の賑やかさが少なかったように思いました。

IT企業が多く集まっているカンナムビル周辺もバイク・車の姿が殆ど無い。(筆者撮影)

もくじ

新年の様子

筆者撮影

新年のカウントダウン花火がハノイのあちこちにある湖で毎年開催されるんですが、今回は一か所だけ。

私のアパートの近くの花火も中止になりました。

毎年旧正月の元旦は街に出るようにしているんですが、今までの交通渋滞は何だったんだ!?

と思うほど真逆。毎年、全くバイク・車がありません。

それにベトナムでは新型コロナの第四波がやって来ている最中。

新型コロナの感染者数が2千人台(2021年2月16日時点)のベトナム。

ベトナムの新型コロナ感染拡大防止策はとても厳しいため、市中感染は少ないんです。

そして今、ベトナムの人々さらに慎重になっています。

三井物産の日本人男性がホテルで死亡

筆者撮影

新型コロナでとてもショックな事件がありました。

2月13日にハノイのホテルで三井物産の日本人男性(54歳)が亡くなっていたのが発見されたんですが、日本人男性が死後検査の結果、新型コロナの陽性だったという事が判明。

日本人としてとても衝撃を受ける事件でした。彼は日本から仕事のために来越し、2月1日にホーチミンでの隔離終了すぐにハノイに来てホテルに滞在していたようです。 

亡くなった日本人男性のお冥福をお祈りします。

その男性と濃厚接触者517名の新型コロナ感染検査を実施し、その結果、同じ三井物産の濃厚接触者(F1)が2名(日本人男性とベトナム人女性)が感染者(F0)であることが判明。517 người tiếp xúc bệnh nhân Nhật xét nghiệm âm tính(ベトナム語の記事です。グーグル翻訳を使ってお読みください。)


そして、この記事を書いている2021年2月16日より、ハノイでは路上飲食店とすべてのカフェ・寺院を一時閉鎖しました。

F1とは、感染者の濃厚接触者の事です。F0は感染者となります。

以下はF0・F1などの感染者・疑いのレベルを表した呼び名の説明記事です。

新型コロナの感染者で初の外国人死亡者がハノイで出てしまい、

行動歴もあまり確認できない状況で、ハノイ市民は不安を感じています。

感染拡大収束に協力し、早く収束を祈るばかりです。

投稿者 ヨシヒロミウラ

在越ライター。 2017年国際交流基金「日本語パートナーズ」としてベトナムの首都ハノイに派遣される。2018年に任期終了後し帰国するが、同年ハノイに戻る。武蔵大学経済学部経営学科卒業